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仏大統領 トランプ氏発言に強い不快感

2017年1月17日 12:27
仏大統領 トランプ氏発言に強い不快感

 アメリカのトランプ次期大統領がヨーロッパのメディアのインタビューで移民問題の影響でEU(=ヨーロッパ連合)を離脱する国が増えるなどと述べたことなどについて、フランスのオランド大統領は不快感を示した。

 ロイター通信によるとオランド大統領は16日、「部外者にどうすべきかアドバイスされる必要はない」と述べ、トランプ氏の発言に強い不快感を示した。

 また、積極的な難民の受け入れは誤りだったと指摘されたドイツのメルケル首相は、直接反論せず、難民らがドイツに溶け込めるよう企業に積極的な雇用を求めるなど、自らの考えを改めて強調した。

 一方、トランプ氏がイギリスと早期に貿易交渉を始めたいとの考えを示したことについて、イギリスのジョンソン外相はこれを歓迎した。

 ジョンソン外相「アメリカが我々と自由貿易交渉を速やかに始めたいというのはいいニュースだ。トランプ次期大統領から聞けたのは喜ばしいことだ」

 しかしEUのモゲリーニ上級代表はイギリスがまだEUの加盟国である以上、「単独交渉は認められない」と述べ、トランプ氏とジョンソン外相にクギを刺した形。