トランプ氏“国益優先”主な政策を発表
ドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に就任、選挙戦で分断したアメリカの結束を訴えるとともに、「アメリカ第1主義」を掲げ、アメリカの国益優先を強調した。ワシントンから井上幸昌記者が伝える。
トランプ新政権は就任式の直後、さっそく雇用や貿易、外交など主な政策を発表した。新政権としてTPP(=環太平洋経済連携協定)脱退を表明し、さらにメキシコに工場が移転し、雇用が奪われたと批判しているNAFTA(=北米自由貿易協定)については再交渉を行い、拒否するならば脱退すると通告した。
就任初日に「オバマ政治」からの転換を一気に図り、就任前から掲げてきた自らの主張を実行に移すことで変革を印象づけ、強いリーダーシップをアピールした形。