トランプ大統領が始動 女性の大規模デモも
就任式から一夜明けた21日、アメリカのトランプ大統領は、礼拝に参加するなど大統領としての仕事をスタートさせた。一方、首都ワシントンなどでは、女性による大規模な抗議デモが行われている。
トランプ大統領は21日、新大統領の恒例行事であるワシントン大聖堂での礼拝に、メラニア夫人とともに参加した。
この後、CIA(=中央情報局)の本部を訪問するとみられ、大統領としての仕事を本格化させている。CIAを巡っては、ロシアによるサイバー攻撃に関連して確執が生じていることから、早期に本部を訪問することで、にらみをきかせる狙いがあるものとみられる。
就任式から一夜が明け、有力紙「ワシントンポスト」は8年前の就任式との違いを写真付きで紹介し、「オバマ政権の否定が始まった」と伝えている。また、就任演説については、「詩的な表現や壮大さがなく、選挙キャンペーン中のような強がった内容だった」と伝えている。
一方、首都ワシントンでは、日本時間の22日午前0時から女性を蔑視する言動を繰り返してきたトランプ大統領に抗議するため、女性による大規模な抗議デモが開かれている。
歌手のマドンナさんやケイティ・ペリーさんら著名人を始め、約数十万人が参加する見通し。この女性による抗議デモは全米各地だけでなく、世界およそ60か国で開かれる予定で、異例の事態となっている。