就任式から一夜あけた２１日、アメリカのトランプ大統領は、ＣＩＡ（＝中央情報局）の本部を訪問するなど、本格始動している。

　トランプ大統領は２１日、新大統領の恒例行事であるワシントン大聖堂での礼拝にメラニア夫人やペンス副大統領夫妻とともに参加した。またトランプ大統領は早速、ツイッターで「４５代大統領として国民に奉仕できることを光栄に思う」と書き込んだ。

　一方、大統領としての職務も本格的に始めている。まずＣＩＡ本部を訪問し、職員に対して感謝を伝えた。

　トランプ大統領「私ほど情報機関とＣＩＡに強い思いを抱いている人物はいない」「私は１０００％（ＣＩＡの）みなさんを支持する」

　また、トランプ大統領は過激派組織「イスラム国」を壊滅させなければならないなどと述べ、情報機関を強化する意向を示した。

　ロシアとの関係改善を訴えるトランプ大統領は、ロシアが大統領選を狙ったサイバー攻撃を仕掛けたと結論づけたＣＩＡなど情報機関との間で確執が生じている。トランプ大統領自ら、早期に本部を訪問することで関係改善をすすめる狙いがあるものとみられる。

　またトランプ大統領は、イギリスのメイ首相が近くアメリカを訪問することも明らかにした。