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“入国制限”で大規模デモ 反発広がる

2017年1月30日 11:17

 イラクなど7か国からの入国を一時停止する大統領令に対し、首都ワシントンで大規模なデモが行われるなど、反発がアメリカ中に広がっている。

 入国停止の措置にワシントンの人たちが怒り、大規模なデモが行われている。デモの参加者は「イスラム教徒を歓迎する」などのプラカードを掲げ、「トランプ氏は恥を知れ」と抗議した。

 イラン出身の男性「囚人になったような気分だ」

 デモ参加者「(大統領令は)恐怖と憎しみを広げ、社会を破壊するだけだ」

 また、ニューヨーク州など15の州と首都ワシントンの司法長官が共同で声明を発表。「憲法違反で法律違反の大統領令を非難する」として、今後、法的な手段を駆使し、抵抗する考えを示した。

 また、野党・民主党もクリントン氏が「これは私たちアメリカのやり方ではない」と批判、上院のトップは大統領令を無効にする法案を提出する考えを示した。

 さらに、身内である共和党のベテラン議員からも「恐怖に苦しんでいる難民に背を向けてはいけない」「テロリストの勧誘を助長するのではないか」と懸念する声が上がっている。