香港で「法治を守れ」、民主派の大規模デモ
香港で6日、民主派による大規模なデモがあり、一部が警官隊と衝突した。香港では、民主派の議員が議場で「香港は中国ではない」と書かれた旗を掲げ、問題になっている。
地元メディアによると、デモには香港の民主派の関係者ら、約1万人が参加し、市内を行進した。参加者らは、「法治を守れ」などと書かれたプラカードを掲げ、一部が警官隊と衝突した。
香港では先月、国会にあたる立法会の選挙に当選した、独立志向が強い議員2人が、「香港は中国ではない」などと書かれた旗を議場で掲げ、問題となっていた。
2人の言動に対しては、中国の共産党の常務委員会が、憲法にあたる香港の基本法に抵触しないか、近く解釈を示す方針で、デモはこの動きに抗議したもの。中国側の解釈によっては2人は議員としての身分を失う可能性もあり、香港では反発が強まっている。