TPP参加国 米国抜きの新枠組み探る動き
アメリカのトランプ大統領がTPP(=環太平洋経済連携協定)からの離脱に関する大統領令に署名したことを受けて、加盟国の中からは新しい枠組みを探る動きが出ている。
南米ペルーのクチンスキ大統領は24日、アメリカと医薬品分野の交渉で対立していたことを引き合いに出しながら「TPPの良くない部分を排除する形」で中国などとも連携して新たな枠組みを探るとの考えを示した。
また、ロイター通信によると、オーストラリアのターンブル首相は24日、アメリカ以外の参加国と連携して自由貿易体制を維持していく姿勢を示した。
さらに、チリの外相は3月にチリでTPP参加国の閣僚会合を開く考えを明らかにした。会合には中国や韓国も招きたいとの意向を示している。