トランプ氏、米自動車大手3社トップと会談
トヨタ自動車は24日、アメリカの工場の生産能力を高めるため、約680億円の投資と新規の雇用を発表した。国内での生産を求めるトランプ大統領の求めに応えた形。
トヨタはインディアナ州の工場について、年間4万台増産し、その設備投資などに約6億ドル(=680億円)を投資すると発表した。また、約400人を新規で雇用することも決めた。トランプ大統領は自動車メーカーに、国内での生産と雇用の創出を強く求めていて、こうした求めに応じた形。
こうした中、トランプ大統領は24日、ゼネラル・モーターズ(=GM)などアメリカの自動車大手3社のトップと会談した。
「アメリカに自動車関連工場などを建設するよう働きかけている」―トランプ大統領は、改めて国内の工場建設を求め、雇用の創出を迫った。これに対し、フォードのCEOは「あらゆる貿易障壁の根源は為替操作だ」と述べ、ドル高の是正を求めたという。
今後、トランプ大統領がどのような為替政策をとるのか注目される。