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北朝鮮外務省、トランプ政権発足後初の談話

2017年1月27日 14:04

 北朝鮮の外務省の報道官は26日、トランプ政権の発足後初めてとなる談話を発表し、「アメリカからの脅威が続く限り核兵器の強化を続ける」と述べた。

 北朝鮮外務省の談話では、核兵器の開発について「アメリカの脅威に対応した不可避の選択で正当な自衛権の行使」とする従来の主張を強調した。その上で、「アメリカとその追従勢力からの脅威が続き、米韓合同軍事演習が取りやめられない限り、核兵器を中心にした国防力と先制攻撃能力を強化して行く」と述べた。

 トランプ政権の発足後、北朝鮮の外務省が談話を発表するのは初めて。北朝鮮は、今年に入ってからICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射実験を行う可能性に繰り返し言及していて、核ミサイルの開発を正当なものとする従来の主張を繰り返しながらトランプ政権の反応をうかがうものとみられる。