トランプ大統領は２７日、テロ対策を強化するため、全ての国からの難民の受け入れを一時的に停止するとした大統領令に署名した。

　トランプ大統領「この国を支え、この国の人々を深く愛する人だけを受け入れたい」

　トランプ大統領が２７日、署名した大統領令によると、全ての国から１２０日間、難民の受け入れを停止するとしている。特にシリアからの難民については「アメリカの利益に有害である」として、大統領の許可が出るまで入国を停止するほか、今後の受け入れ枠を年間５万人以内に制限するという。

　また、入国審査の見直しを行うため、イラクなどテロが頻発している中東やアフリカの７か国からの人の入国を９０日間停止することも盛り込まれた。

　トランプ大統領がかねて主張してきた、イスラム教徒の一時入国禁止という公約にそった内容となり、国際社会からは批判が高まりそうだ。