金正男氏殺害 韓国vs北朝鮮 非難の応酬
スイスのジュネーブで開かれた国連人権理事会で、北朝鮮の金正男氏殺害事件をめぐって、韓国と北朝鮮が非難の応酬となった。
韓国の尹炳世外相は、先月27日に行った演説で、金正男氏殺害事件への北朝鮮の関与を指摘したうえで、猛毒の神経剤「VX」の使用は「国際社会の秩序への挑戦だ」などと批判した。
これに対し、1日、北朝鮮側が反論した。
北朝鮮代表「北朝鮮市民のマレーシアでの突然の死亡について、韓国は政治的な問題にすり替えている」
韓国代表「北朝鮮がこの犯罪に関わっていることは明らかだ」
北朝鮮代表「韓国は世界を間違った方向に導いていて、自国の信頼性を低下させるだろう」
韓国の代表団は、マレーシア当局の捜査情報をもとに、事件には北朝鮮国籍の8人が関与しており「暗殺だ」と改めて主張した。