米、シリアに海兵隊の地上部隊派遣へ
アメリカ軍は、過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけている街の奪還作戦を強化するため、海兵隊の地上部隊をシリアに派遣することになった。
これは米紙・ワシントンポストが8日に報じたもので、アメリカ軍は、シリア北部の街、ラッカを「イスラム国」から奪還するため、海兵隊の地上部隊を派遣するという。
クルド人勢力主体の「シリア民主軍」など現地の部隊を後方支援するため、地上からの砲撃などを行うという。
アメリカ軍は、これまでも、シリアに特殊部隊を派遣し、現地の部隊に対して作戦の助言などを行ってきたが、実現すればさらに踏み込んだ対応をとることになる。
トランプ政権は「イスラム国」壊滅に向けて新たな作戦計画の検討を進めているが、「ワシントンポスト」の取材に答えた政府高官は、今回の派遣はこの一環ではなく、以前から検討されてきたことだとしている。