ナイフで警官を…英国で“テロ” 3人死亡
イギリス・ロンドン中心部にある議会の議事堂近くで、男が車で歩行者をはねたあと、ナイフで警察官に切りつけた。これまでに3人が死亡、20人が負傷し、ロンドン警視庁はテロ事件として捜査している。現場から若林大介記者が伝える。
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ロンドン有数の観光名所、国会議事堂の隣にある時計塔、通称「ビッグベン」周辺は、普段はたくさんの観光客でごった返している。しかし、今は、事件から6時間がたっているが、通行規制がしかれていて人通りはない状態。
イギリス議会横の橋で22日午後2時40分ごろ、車が次々と歩行者をはねたあと、議会の柵に衝突した。そして、議会の敷地内にナイフを持った男が侵入し、警察官に切りつけたあと、警察官に射殺された。
目撃者「普通ではなく、乗り上げたり戻ったり、ジグザグに運転していた。6人~7人横たわっているのを見た」
ロンドン警視庁によると、これまでに歩行者の女性ら2人と警察官1人の合わせて3人が死亡、20人がケガをしている。実行犯1人も死亡したという。
イギリスの日本大使館によると、日本人が事件に巻き込まれた情報はこれまでのところ入っていないという。
ロンドン警視庁はすでに死亡した1人による犯行とみているが、ロンドン中心部で起きた事件に不安が広がっている。