イギリス議事堂近くで“テロ”3人死亡
イギリス・ロンドン中心部にある議会の議事堂近くで、男が車で歩行者をはねたあと、ナイフで警察官に切りつけた。これまでに3人が死亡、20人が負傷していて、ロンドン警視庁はテロ事件として捜査している。
22日午後3時前、観光名所の時計台・ビッグベンのあるイギリス議会横の橋で、車が次々と歩行者をはねたあと、議会の柵に衝突した。そして議会の敷地内にナイフを持った男が侵入、警察官に切りつけたあと、警察官に射殺された。
ロンドン警視庁によると、これまでに歩行者の女性ら2人と警察官1人のあわせて3人が死亡、20人がケガをしている。実行犯1人も死亡したという。
日本時間23日午前4時半現在も付近は立ち入りが規制され、厳戒態勢となっている。
当時、メイ首相は議会の中にいたが、事件直後に脱出して無事だった。
ロンドン警視庁は、実行犯は1人と見ており、テロ事件として捜査している。
事件が起きたこの日は、32人が死亡したベルギーの同時テロからちょうど1年となる日だった。