北朝鮮、日本海に向け弾道ミサイル1発発射
北朝鮮が5日朝、日本海に向けて弾道ミサイルを1発発射した。
韓国軍によると、北朝鮮は5日午前6時42分頃、東部咸鏡南道の新浦付近から弾道ミサイル1発を発射、ミサイルは60キロ飛んだという。ミサイルの種類はわかっていない。
北朝鮮はこれまで、新浦でSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験を繰り返していて、韓国軍は飛行経路などの分析を急いでいる。
北朝鮮は現在行われているアメリカと韓国の軍事演習や、アメリカのトランプ政権が圧力を高めていることに激しく反発している。今月3日には、アメリカが核・ミサイル開発の資金源を断つために北朝鮮の個人と企業を制裁対象に加えたことなどについて、「制裁をどう粉砕するか世界はすぐに見ることになる」と威嚇していた。
また今週、アメリカのフロリダ州で開かれる米中首脳会談では、トランプ大統領が北朝鮮の核・ミサイル問題について取りあげるとしていて、発射はそれを控えたけん制の狙いもあるとみられる。
北朝鮮は先月22日にはミサイル1発を発射したが、数秒後に爆発し失敗に終わっている。