北の弾道ミサイル“スカッド改良型”韓国軍
北朝鮮は6日の弾道ミサイルの発射について金正恩委員長の現地指導のもと、在日米軍基地を攻撃する部隊が発射訓練を行ったと伝えた。
朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は7日、弾道ミサイルが発射される写真を掲載し、ミサイルを同時に発射する訓練が成功裏に行われたと伝えた。金委員長は「4発の弾道ミサイルが曲芸飛行のように同じ姿勢で飛んでいる」と精密な飛行性能に喜んだとしている。
発射は米韓合同軍事演習への反発を示したものとみられるが、記事は発射訓練を行った部隊について「有事の際には在日米軍基地を攻撃する任務を持つ部隊」と言及した。北朝鮮に対し連携して厳しい姿勢で臨むアメリカと日本をけん制する狙いがあるとみられる。
一方、韓国軍は今回の弾道ミサイルについてスカッドの改良型との分析を示し、さらなる挑発の可能性があるとして警戒を強めている。大統領の権限を代行する黄教安首相も、7日朝、アメリカのトランプ大統領と電話会談を行い対応を協議した。