アメリカのティラーソン国務長官は６日、シリアで化学兵器が使用されたとみられることについて、「適切な対応を検討している」と述べた。メディアは一斉に「政府がアサド政権に対する軍事行動を検討している」と報じている。

　ティラーソン国務長官「我々は化学兵器による攻撃に対して適切な対応を検討している。深刻な問題であり、真剣な対応が必要だ」

　さらに、ティラーソン国務長官はアサド政権の後ろ盾であるロシアに対し、「シリアへの支援を慎重に考え直すべきだ」と求めた。

　また、トランプ大統領も６日、「シリアで起きたことは人類に対する侮辱だ。アサド大統領が行ったと思う。何かが起きるはずだ」と語った。

　これらの発言と前後して、主要メディアは一斉に、政府がシリアへの軍事行動を検討、と報じていて、トランプ大統領がマティス国防長官らと米中首脳会談が行われるフロリダで協議すると伝えている。