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筒井康隆さんの小説、韓国で販売中止

2017年4月8日 2:54

 作家の筒井康隆さんが韓国の慰安婦像についてツイッター上に性的な書き込みをしたとして、筒井さんの小説の韓国語版を出版していた出版社が、韓国国内での販売を中止した。

 筒井康隆さんの小説『モナドの領域』の韓国語版を販売していたウンヘンナム出版社は7日、本を販売中止にしたことを明らかにした。

 この出版社は、筒井さんが6日に、自らのツイッター上で、ソウル駐在の日本大使が帰任したことについて、「慰安婦像を容認する形になってしまった」とした上で、慰安婦像の前での性的な行為を呼びかける書き込みをしたとしている。

 出版社は、「日韓関係と歴史に関する作家の見解に大きく失望した」として、今後発売予定だった筒井さんの別の小説についても、契約を解除したという。