韓国・大統領府で刺し身定食の提供始まる 処理水影響の「消費低迷」懸念払拭のため
福島第一原発の処理水放出により、韓国でも水産物の消費低迷が懸念されています。こうした流れを払拭しようと、韓国大統領府の食堂では28日から、刺し身の盛り合わせなどの提供を始めました。
これは大統領府の職員らが利用する食堂で始められた取り組みで、28日はヒラメをはじめとする刺し身の盛り合わせなど、韓国の水産物を使ったメニューが提供されました。
28日の昼時には外出の用事をキャンセルして食堂を利用する職員が出るなどして、利用者数は普段の1.5倍以上になったということです。
大統領府では今週1週間は毎日、来週からも週2回は同様の取り組みを続けるとしています。
韓国では処理水の放出により、水産物の消費が落ち込むことが懸念されていて、支援策などのためにすでに330億円以上の予算が計上されています。