ウクライナへの軍事支援をめぐる国際会議が20日ドイツで開かれました。焦点となっていたウクライナが求めるドイツ製戦車の供与については結論は出ませんでした。

会議はアメリカのオースティン国防長官が主催しおよそ50か国の代表者が参加しました。

焦点はウクライナが求めるドイツ製の主力戦車「レオパルト2」の供与で保有国のポーランドなどが供与する意向を示していますが、ドイツの許可が必要となります。

ドイツは戦闘の激化を懸念し供与に慎重な姿勢を示していて議論に注目されていましたが結論は出ず、引き続き協議することになりました。

ドイツのピストリウス国防相は会見で供与については賛否両論あり「ドイツだけが妨害しているというのは間違いだ」と反論し供与が決まった場合に備えて早急に対応する準備をしていることを強調しました。