中国やロシアなどが参加するＢＲＩＣＳ（＝新興５か国）の首脳会議で北朝鮮の６回目の核実験を強く非難する共同宣言が採択された。

　中国国営の新華社通信によると、ＢＲＩＣＳの首脳会議後に採択された共同宣言は緊迫化する朝鮮半島情勢に深刻な懸念を表明したうえで、６回目の核実験を強行した北朝鮮を強く非難した。一方で、「問題の解決には平和的な手段とすべての関係国の対話が唯一の道だ」と強調し、一方的な軍事介入や経済制裁について非難するとの文言も盛り込んだ。

　北朝鮮問題への対応で共同歩調をとる中国とロシアの主張が色濃く反映され、圧力強化を主導するアメリカをけん制する内容となっている。