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米司令官、対北「外交的選択肢を最優先」

2018年3月6日 21:32

アメリカ海軍太平洋艦隊のスウィフト司令官は6日、都内で会見し、北朝鮮の核・ミサイル問題は外交的選択肢を最優先に解決を目指すとの考えを強調した。

スウィフト司令官は、「太平洋軍は政府のいかなる求めにも応じる用意がある」と述べ、軍事作戦が決断されれば遂行する用意があるとしつつ、外交的な問題解決が最優先との考えを強調した。

スウィフト司令官「外交的選択肢こそが、アメリカが追求し続ける優先的なものだ」「そうした外交的交渉は強い軍事的選択肢があってこそ、もっとも成功の確率が高まる」

トランプ政権は、非核化を話し合う対話のための北朝鮮との「予備的な話し合い」を持つ可能性を示唆しているが、軍の側としても、こうした外交努力を尊重する考えを示した形。

一方でスウィフト司令官は、米韓合同軍事演習の再延期や規模の縮小の可能性を問われた際には、具体的な言及を避けた。ただ、会見に先立って行われた小野寺防衛相との会談では、演習の時期や規模などの変更は「特にない」と伝えたという。