台湾総統選へ 野党の国民党と民衆党、統一候補の決定見送り 世論調査の分析で意見分かれる
来年1月の台湾総統選挙に向け、野党・国民党と民衆党は18日、統一候補を発表するとしていましたが、世論調査の分析で意見が分かれ、決定は見送られました。
台湾の野党・国民党と民衆党は、来年1月の台湾総統選挙に向けて候補者を一本化することで合意し、国民党の侯友宜氏、民衆党の柯文哲氏のどちらを総統候補にするか、18日に発表するとしていました。
しかし、両党が選んだ専門家が、複数の世論調査を精査したところ、分析方法で意見がまとまらず、統一候補を決定することができなかったということです。
柯文哲氏は18日、会見を開き、世論調査で与党・民進党の頼清徳氏が先行していることに触れ、「野党共闘は必要で、最強の総統・副総統候補を選んで選挙に勝つことこそ、我々の目標だ」と述べました。
両党は話し合いを続けるとしていますが、総統選挙の候補者届け出は今月20日から24日までに迫っていて、協議の時間は限られている状況です。