ハンガリー外相が訪露 天然ガス供給増要請
ロシアからヨーロッパに天然ガスを送るパイプライン「ノルドストリーム」が21日、供給を再開しました。ただ、供給量は4割にとどまっています。
ノルドストリームを通じた天然ガスの供給は、タービンの交換作業を理由に停止していましたが、21日、再開されました。ノルドストリームをめぐっては、ロシアがヨーロッパ各国に揺さぶりをかけるため、供給停止が続くとの懸念が高まっていました。ただ、供給量は最大容量の4割ほどにとどまっています。
こうした中、ハンガリーの外相がロシアを訪れ、天然ガスの供給量を増やすよう要請しました。これに対し、ロシアのラブロフ外相は、「直ちに検討する」と応じました。
ヨーロッパ各国が天然ガスの「脱ロシア化」を進める中、各国の連携にくさびを打ち込む狙いがあるとみられます。