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「有事への備え」台湾はいま……有働キャスターが現地取材 夜市の隣に「防空壕」、高校に「射撃場」も…“圧力”で街に変化

2023年7月22日 12:28

■中国本土まで300キロ…高雄で取材

有働キャスター
「台湾南部の高雄市の夜市に来ています。お肉やソーセージを串に刺したもの、台湾らしいカラフルなシャーベットやアイスクリームが並んでいます。現地時間は午後11時半ごろですが、家族連れや若い人たちでにぎわっています」

「実際台湾に来ると、日本で想像するような台湾と中国の緊張は、一般の人たちの生活からは表立っては感じられません。ただ高雄は中国本土まで300キロ、日本なら東京と仙台ほどの距離です。中国が軍事侵攻した際には、上陸地点の1つになるとも言われています」

■上陸想定の軍事演習でミサイル発射

有働キャスター
「台湾軍が7月、高雄に隣接する場所で行った軍事演習の映像があります。中国軍による上陸作戦を想定し、ミサイルを実際に発射して標的を破壊していました。一方の中国軍は21日の朝から昼過ぎまで、戦闘機など19機を台湾との中間線を越えて侵入させています」

■有事の際に…街の中に多くの避難施設が

有働キャスター
「有事に備えて、台湾の市街地にもさまざまな変化が起きています。高雄の夜市のすぐ隣の施設には『防空避難』、英語では『シェルター』と書かれた標識がはられています。これは防空壕で、普段は普通の駐車場として使われています」

「こうした避難施設になる所はたくさんあります。台湾当局は、こうした場所の標示についてより市民の目を引くよう、『しっかりと街の中で示すように』と指示しました」

佐藤梨那アナウンサー
「こうして見ると、平和な日常の生活を送っているように見えますが、有事への備えはされているのですね」

■兵役を延長、高校でも射撃訓練が

有働キャスター
「皆さんの生活の中に出ている影響の1つは、兵役です。今までは4か月でしたが1年に延長されることになっています」

「21日に高雄市立三民高校に行ってきましたが、今年から軍の射撃訓練場が校内にできました。生徒たちが、軍で使われているものと同じ重さ、同じ型の銃を持ち、まるで部活動をするかのように授業の一環として当たり前のようにやっていたことに驚きました」

「また、簡単に入手できるアプリがあります。地図上に黄色い点で示されるのが全て防空施設です。こうしたものを市民がすぐ手に入れやすいという備えも始まっています」

「来週には中国の軍事侵攻を想定した台湾の大規模な軍事演習も行われます。この後も台湾で取材してお伝えします」

(7月21日『news zero』より)