ミサイル着弾 国連安保理で「責任はロシアに」の声相次ぐ…ロシア側は反発、激しい応酬に
ポーランドにミサイルが着弾し2人が死亡したことをめぐり国連の安全保障理事会では16日、各国から「責任はロシアにある」との声が相次ぎました。これにロシア側が反発し、激しい応酬となりました。
ポーランドに着弾したミサイルをめぐっては、ウクライナの防空ミサイルだった可能性が高いとの見方が広がっています。
こうした中、国連安保理では、各国から「責任はロシアにある」として非難が相次ぎました。
会合には、ポーランドの国連大使も出席し、「ロシアによる戦争がなければ罪のない人が殺害されることはなかった」とした上で、「ポーランド軍の戦闘準備態勢を強化することを決定した」と述べました。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「着弾したのがウクライナの防空ミサイルであることに疑いの余地はない」とした上で、「ウクライナはNATOをロシアとの戦争に巻き込もうとしている」と反発しました。
中国は、「全ての関係国が冷静さを保ち事態がエスカレートしないよう自制すべきだ」と述べるにとどめました。