ロシアが支配のクリミア半島で爆発 ロシア側「破壊工作」と断定、捜査開始
ウクライナ南部でロシアが支配しているクリミア半島で16日、ロシア軍の弾薬庫が爆発し、ロシア側は「破壊工作」として捜査を始めました。クリミアでは、先週も軍の基地で爆発が起きています。
ロシアメディアによりますと、16日早朝、クリミア半島北部でロシア軍の弾薬庫が爆発しました。爆発による火災などで周囲の発電所や住宅、鉄道などにも被害が及び、2人がケガをしています。
親ロシア派・アクショノフ首長「きょうの爆発は破壊行為だ。何が起きたのかは分かっている。2つの集落の3000人を避難させた」
この爆発について、ロシア国防省は「破壊工作」と断定し、ロシア連邦捜査委員会が捜査を開始しました。
ウクライナ側はこれまで、爆発をめぐり公式な発表は出していませんが、ゼレンスキー大統領は16日、ロシア軍の軍事施設などに近づかないよう国民に呼びかけました。
クリミアでは今月9日にもロシア軍の空軍基地で爆発が起き、アメリカのメディアは、ウクライナの特殊部隊が関与したと報じていました。