韓国・国防省 北朝鮮の“核使用想定”演習を来月実施 外務省も「前例のない対応」とけん制
写真 提供:韓国大統領府
韓国の国防省は来月、北朝鮮の核兵器の使用を想定した演習を行うと明らかにしました。韓国外務省も北朝鮮が核実験などに踏み切った場合、独自制裁など「前例のない対応を行う」と、けん制しています。
韓国の李鍾燮国防相らは11日、尹錫悦大統領に今年の主要な業務を報告しました。
その中で李国防相は来月、北朝鮮の核使用を想定した「拡張抑制手段の運用演習」を図上で行うと明らかにしました。
また、今年はアメリカとの合同軍事演習をさらに強化することや、ミサイル迎撃や報復攻撃の能力を大幅に増強することも表明しています。
一方、朴振外相らによる韓国外務省の報告では、北朝鮮が核実験などに踏み切った場合、国際協調と独自制裁で「前例のない対応を行う」とけん制。北朝鮮が不法なサイバー攻撃で核・ミサイルの開発資金を調達しているとして、国際協力によって遮断する考えを示しました。
写真 提供:韓国大統領府