中国”ゼロコロナ政策”観光需要を直撃…「大型連休」観光収入が4割以上減
中国で4日まで続いた「大型連休」の期間中の観光収入が、前の年に比べて4割以上も減ったことがわかりました。
中国では先月30日から今月4日まで「メーデー」に伴う大型連休が続きましたが、中国の文化観光省によりますと、期間中の観光収入は前の年に比べて42.9%減ったということです。また、国内の旅行者数はおよそ1億6000万人で、前の年に比べて30.2%落ち込んだということです。
連休期間中の感染拡大への警戒から、北京のユニバーサルスタジオなど人気の観光スポットが休業となったほか、各地で厳しい移動制限も導入された影響とみられ、ゼロコロナ政策が観光需要を直撃したかたちです。
中国政府は、連休明けも北京の一部で企業に在宅勤務を求めるなどゼロコロナ政策を徹底する構えですが、経済への深刻な影響を懸念する声も高まっています。