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天安門事件から34年 水面下で市民“締め付け” 拘束から逃れた男性「彼らは海外でも手を出す」

2023年6月5日 1:24

民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から34年を迎え、中国・北京では厳重な警備が敷かれました。習近平政権は治安対策の強化を最優先に掲げており、市民への統制を強めています。

天安門広場周辺では、事件から34年の日を迎え、普段より多くの治安当局者が警戒にあたっていました。政権批判を抑えようとする中国当局は今、水面下で市民への締め付けを強めています。

「白紙運動」と呼ばれるゼロコロナ政策への抗議デモに参加した男性が今回、実名で取材に応じ、締め付けの現状などを語りました。

去年、上海のデモに参加した黄意誠さん「10分おきに女性が逮捕されるのを目撃した。バスに連れ込まれ、(バスの)中で殴られていた」「私も連れて行かれ、バスに乗せられた。でも、警察が他の人を殴っている隙に、私はバスから逃げ出したんだ」

拘束からかろうじて逃れた男性は、その後、ドイツに渡りましたが、安心はできないといいます。

黄意誠さん「中国は海外にも警察拠点があるので、彼らは海外でも手を出します」

中国は、世界53か国に秘密警察を置いているとの報告もあり、男性が暮らすドイツにも関連施設があるとされています。男性は、ドイツでの言動が「国家政権の転覆」とみなされ、上海に残る両親も当局から脅迫を受けているといいます。

社会の安定を最優先に掲げる習近平政権は、今後も締め付けをさらに強めるとみられます。