露医師ら 日本式「母子手帳」導入呼びかけ
世界各地で導入されている日本式の「母子健康手帳」をロシアでも導入しようと、ロシアの医師らが呼びかけたイベントが26日、モスクワで開かれた。多くの医療関係者が集まり、関心の高さをうかがわせた。
手帳には20歳までの成長や病歴などを記録できるほか、育児に関する様々な情報が掲載されている。こうした手帳はロシアにはなく、モスクワで行われたイベントには、約100人の医療関係者が集まり、興味深そうに手帳を手に取っていた。
導入を呼びかけているモスクワの医療機関の医師は、「母親の子どもに対する気持ちも書き込むことができ、子どもへの愛情の記録だ」と手帳を称賛した。
普及を支援する日本の団体によると、日本式の母子手帳は、世界約40か国に広がっているという。