ロシア大統領府は3日、モスクワ中心部にあるクレムリンがウクライナの無人機2機による攻撃を受けたと明らかにしました。ウクライナ側は攻撃を否定しています。モスクワ支局から東郷記者が最新情報を伝えます。

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ロシアも連休半ばの平日です。クレムリン周辺の様子を見てきましたが、観光客も多く、特段変わった様子はありません。

しかし、大統領府は2時間半ほど前に、異例の緊急声明を出しました。それによりますと、『クレムリンに2機のドローンによる攻撃がウクライナ政権によって実行された。軍と特殊部隊がレーダーを使って制御した。その結果、ドローンはクレムリンの敷地内に落下したが、犠牲者や物的損害はなかった。我々は、この行動を9日の戦勝記念日のパレードに向けて大統領の命を狙った計画的なテロ行為と見ている。ロシアは報復する権利がある』と強い表現で批判しました。

ロシアでは、これまでもモスクワ周辺でドローンが見つかることはありましたが、プーチン大統領がいるクレムリンまで到達したのはこれが初めてとみられます。

ペスコフ報道官は、「9日の赤の広場での戦勝パレードは計画通り行うつもりだ」と表明しています。