ケイコ・フジモリ氏“資金洗浄”で身柄拘束
南米・ペルーのフジモリ元大統領の長女ケイコ氏が、検察が捜査を続けるマネーロンダリング(=資金洗浄)の事件で、再び身柄を拘束された。
ケイコ・フジモリ氏は、ペルーの最大野党の党首で、地元メディアなどによると、2011年の大統領選挙の際、ブラジルの建設会社から違法献金を受け取り、マネーロンダリングをした疑いが持たれている。
ペルーの裁判所は先月31日、ケイコ氏に対し、「党内の犯罪組織を主導した重大な疑いがあり、国外逃亡の恐れもある」などとして、3年間の身柄の拘束を認めた。
ケイコ氏は、事件への関与を否定している。
ケイコ氏は先月10日にも拘束され、「法的な根拠がない」などとして釈放されていた。今回の決定を受け、ケイコ氏の弁護士は、上訴する考えを示している。