×

きょう北方領土の日 元ソ連兵「我々の島」

2019年2月7日 5:19

7日は「北方領土の日」だが、第2次世界大戦の際に北方領土に連なる千島列島で日本軍と戦った元ソ連兵が6日、取材に応じ、北方領土の引き渡しには反対だと語った。

ソ連軍の兵士だったステパノフさんは、1945年8月に、千島列島のシュムシュ島で日本軍と戦った。ロシア国防省によると、この戦いでソ連側の死傷者は1500人を超えた。

ステパノフさんにとって、北方領土とその周辺の島々は、多くの戦友が文字通り、命を懸けて獲得した領土で、日本への引き渡しには反対だという。

元ソ連軍兵士・ステパノフさん「我々の部隊は日本軍の拠点から十字砲火を受けて、大きな損害を出しました」「(Q日本との戦いは過酷だった?)過酷でした。戦争ですから」「(北方領土は)私だけでなく、ロシア国民全員が我々の島だと考えています」

7日は「北方領土の日」だが、ロシアのラブロフ外相は今週、2日続けて北方領土の主権がロシアにあることを認めない限り交渉は進まないと発言するなど、強硬な姿勢を改めて強調している。