×

米・高校での銃乱射事件から1年 規制訴え

2019年2月15日 14:31

去年、アメリカ・フロリダ州の高校で17人が犠牲となった銃乱射事件から14日で1年となり、犠牲者の父親らが改めて銃規制を訴えた。

この事件は去年2月、フロリダ州の高校で当時19歳の元生徒が銃を乱射し、高校生ら17人が死亡した。事件から1年となった14日、事件で高校生の息子を亡くした父親が、ニューヨークのビルの壁に自ら手がけた絵画を公開した。

死亡した高校生の父親マニュエル・オリバーさん「銃による暴力は全米にまん延している問題です」

バレンタインデーにちなみ天使とハートがモチーフだが、天使は手に銃を持ち、ハートには犠牲となった人の数が刻まれている。

この事件を受け、全米各地では若者らが抗議のデモを行い、銃規制を求める声が高まっていた。当時、事件があった高校に通いデモを企画した女性も改めて銃規制を訴えた。

事件現場の高校の元生徒エマ・ゴンザレスさん(19)「銃暴力は防ぐことができる。そのために私は何かをしたい。誰かが何かをしなければ何も変わらない」

女性や犠牲者の父親は、今後も各地で活動を続けていくという。