平壌の靴下工場 日本メディアに初公開
8日、北朝鮮の首都・平壌にある靴下工場が日本メディアの一部に公開された。制裁が長引く中、工場の担当者は、設備や原材料の国産化を進めていると強調した。
「平壌靴下工場」は1962年に建設され、金正恩委員長をはじめ歴代の最高指導者が視察に訪れている。今回、日本メディアの取材を初めて受け入れ、NNNのカメラが工場に入った。この工場では年間2000万足が生産できるという。
工場の広報担当者は、外国からの原料の入手が困難になっているなど経済制裁の影響が出ていることを認める一方で、設備や原料の国産化を進めていると述べた。
広報担当者「設備・原料を他国から輸入しなくても、われわれ自身で既存の設備を改良し、利用することも可能だ」
経済制裁が長引く中、平壌市内では自力での経済発展をうたう「自力更生」のスローガンが多く掲げられている。