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【有働取材】空襲警報連発も「団結する日だからここに来た」ウクライナで独立記念日 ≪中継≫

2022年8月25日 0:39
【有働取材】空襲警報連発も「団結する日だからここに来た」ウクライナで独立記念日 ≪中継≫

ロシアによる侵攻から半年。ウクライナは「独立記念日」を迎えています。首都キーウにある「独立広場」から、有働キャスターが中継で伝えます。

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ウクライナの首都キーウの「独立広場」の地下に来ています。いま、空襲警報が出て、まだ解除にならないため、この地下の避難所から伝えています。

きょう(24日)はウクライナの独立記念日で、本来であれば、この上の広場で、大統領も参列して、盛大なパレードが行われます。

しかし、きょうはキーウだけで6回空襲警報が出ていて、石でできた頑丈な地下鉄の駅に人々は避難しています。

こうした空襲警報が出ると、スマホのアプリにはシェルターを出ないように促すメッセージが表示されます。警報解除の場合にも、このアプリを通じて通知されることになっていて、避難している多くの人が、スマホを見ていました。

取材をしている中で、きょうは、刺しゅうを施した白いブラウスを着ている人を多く見かけました。これはウクライナの民族衣装で、きょうの独立記念日を祝うために着ているということでした。

小さい子供を連れた家族に話を聞いたところ、「この独立記念日という大切な日に、空襲警報が鳴って本当に悲しいけれども、でもきょうは独立した国・ウクライナ人であることを祝う日、国民みんなで団結する日だから、この独立広場に来ました」と話してくれました。