×

米中間選挙 民主党“多数派維持”まであと1議席…一方、トランプ氏はアリゾナ州の結果めぐり“選挙は盗まれた”再選挙主張

2022年11月13日 6:38
米中間選挙 民主党“多数派維持”まであと1議席…一方、トランプ氏はアリゾナ州の結果めぐり“選挙は盗まれた”再選挙主張

アメリカの中間選挙は、与党・民主党が議会上院で多数派を維持するまであと1議席に迫っています。カギを握る西部ネバダ州では、与野党の候補が大接戦となっています。

NBCによりますと、新たに西部アリゾナ州で民主党の候補が当選を確実にしました。これにより、議会上院では非改選も含めて、与党・民主党と野党・共和党がそれぞれ49議席を獲得しています。

全100議席の上院では、50対50の場合、上院議長を兼務する民主党のハリス副大統領が1票を投じることができるため、民主党は50議席で多数派を維持できます。

残るは、来月の決選投票が決まっている南部ジョージア州と、西部ネバダ州で、ネバダ州は開票率94%で、共和党候補が48.5%、民主党候補が48.4%とその差わずか0.1ポイントの大接戦となっています。

ネバダ州では、「投票日8日の消印があり、12日午後5時までに到着した郵便投票はすべて集計する」規定になっていて、アメリカメディアは、今後、郵便投票に強い民主党候補の方が票を伸ばす可能性が高いと分析しています。

一方、アリゾナ州で共和党候補が敗れた結果をめぐり、トランプ前大統領は自身のSNSで、「共和党が優位な地域で、投票機が作動しなかった」「選挙は盗まれた。再び選挙を行うべきだ」などと主張しました。