米バイデン大統領、トルコのエルドアン大統領と電話会談 スウェーデンのNATO加盟問題を協議
アメリカのバイデン大統領とトルコのエルドアン大統領が9日、電話会談し、今週のNATO(=北大西洋条約機構)の首脳会議で焦点となっているスウェーデンの加盟問題について協議しました。
スウェーデンのNATO加盟には全ての加盟国の承認が必要です。しかし、トルコとハンガリーが難色を示していて、11日から始まるNATO首脳会議の焦点の1つとなっています。
9日の電話会談で、バイデン大統領は改めて、スウェーデンをできるだけ早く加盟させたいとの考えを伝えました。
一方、トルコは、国内で活動するクルド人組織「PKK(=クルド労働者党)」をテロ組織に指定していて、エルドアン大統領は、このPKK支持者らがスウェーデンでデモ活動を続けていることに不満を表明しました。
エルドアン大統領とスウェーデンのクリステション首相はNATO首脳会議に先立ち、10日に開催国リトアニアで直接会談する予定です。