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IAEA調査団 安全性確保に向け…ザポリージャ原発へ出発 ウクライナ南部では砲撃相次ぐ

2022年9月1日 17:02
IAEA調査団 安全性確保に向け…ザポリージャ原発へ出発 ウクライナ南部では砲撃相次ぐ

砲撃が相次ぐウクライナ南東部・ザポリージャ原子力発電所の安全性の確保に向けて、IAEA(=国際原子力機関)の調査団が日本時間1日午後、原発に向かいました。

IAEAのグロッシ事務局長は日本時間午後2時過ぎ、原発に向けて出発する際に取材に応じ、調査の意義を強調しました。

グロッシ事務局長「リスクは非常に高いが、原発に向かう最低限の条件は整っていると思う。我々には達成すべき重要な使命がある」

その上で、グロッシ事務局長は「安全確保のためにIAEAが常駐することも検討する」と述べました。現在、調査団の車列は原発へと向かっています。

ただ、原発への攻撃は続いているとみられ、ウクライナの国営原子力企業は1日もロシア軍の攻撃があったとする一方、ロシア国防省は「ウクライナ軍が発電所を占拠しようとした」と主張しています。

原発の安全性への懸念が依然として高い中、調査団が被害状況の確認や職員らからの聞き取りを十分に行えるかが焦点です。

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