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ザポリージャ原発視察のIAEA専門家チーム キーウを出発

2022年8月31日 14:09

ウクライナのゼレンスキー大統領は、IAEA(=国際原子力機関)のグロッシ事務局長と会談し、ロシアが占拠するザポリージャ原発について、ウクライナの管理下に戻すよう求めました。

ゼレンスキー大統領は30日、ザポリージャ原発の安全確保に向けウクライナを訪れたIAEAのグロッシ事務局長と会談しました。ウクライナ大統領府によりますと、この中で、ゼレンスキー大統領は、ザポリージャ原発をウクライナの管理下に戻すよう求めたということです。

ロイター通信によりますと今週、ザポリージャ原発を視察する予定のIAEAの専門家チームは、キーウを出発し現地に向かったということです。

こうした中、ウクライナの大統領府顧問は「IAEAの調査団がザポリージャ原発へ向かう経路をロシアが意図的に砲撃している」と非難しています。

ゼレンスキー大統領「ロシアは調査団が到着する方向への挑発行為を止めていない」

一方、ロシア国防省は「この24時間内に、ウクライナ軍が原発敷地内に砲弾2発を撃ち込み爆発した」として、ウクライナが原発を攻撃していると主張しています。