ウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所に向かっているIAEA（＝国際原子力機関）の調査団が、ザポリージャ市に到着しました。1日には攻撃が相次ぐ原発で調査を始める考えです。

IAEAの調査団は先月31日、原発まで陸路でおよそ120キロのザポリージャ市に到着しました。調査団を率いるグロッシ事務局長は、1日にザポリージャ原発で調査を始める考えを示しました。

IAEA・グロッシ事務局長「私の使命は原子力事故を防ぎ、この重要なヨーロッパ最大の原発を守ることだ」

ザポリージャ原発はロシア軍が占拠し、攻撃が相次いでいます。調査団は数日滞在し、施設の被害状況を確認するほか、原発の職員から聞き取りも行いたい考えです。