首都キーウへロシア軍がミサイル攻撃 G7“ウクライナ支援協議”けん制か
ウクライナ東部で激しい戦闘が続く一方で首都キーウでもロシア軍のミサイル攻撃により6人が死傷しました。ウクライナ支援を話し合うG7=主要7か国首脳会議へのけん制との見方も出ています。
26日、首都キーウで9階建てのマンションにロシア軍のミサイルが着弾し、7歳の女の子がガレキの中から救助されました。
ウクライナ内務省によりますと、7歳の女の子を含む少なくとも5人が負傷、女の子の父親が死亡したということです。
この攻撃について、アメリカの政策研究機関は、「G7サミットでウクライナへの支援を話し合ったことへの直接的反応のようだ」と、ロシア側によるけん制だと分析しています。
ゼレンスキー大統領「首脳会談のためドイツに集まったG7の指導者たちはロシアの侵略を止める十分な潜在的な力を持っている」
ゼレンスキー大統領はこのように述べつつ、「我々の求めるものが必要なタイミングで手に入って初めてロシアを止められる」とロシア軍が攻勢をかける東部などを念頭に、さらなる武器支援を求めました。
その東部ルハンシク州ではウクライナ軍最後の拠点リシチャンシクにロシア側が連日、激しい攻撃を続けています。
ハイダイ州知事はSNSで「リシチャンシクは、もはや認識できないほど多くの空爆を受けている」と訴えました。