デサンティス氏、正式出馬表明も…発表イベントからつまずく形に 米大統領選
来年のアメリカ大統領選挙で野党・共和党有力候補のデサンティス・フロリダ州知事が24日、正式に出馬を表明しました。
野党・共和党の候補者争いでトランプ前大統領の「最大のライバル」と評されているデサンティス知事ですが、出馬発表のイベントからつまずく形となりました。
フロリダ州・デサンティス知事「私、ロン・デサンティスは『偉大なアメリカの復活』を導くために大統領選に出馬する」
デサンティス氏は動画をSNSに投稿した直後、ツイッターの音声ライブ配信で起業家のイーロン・マスク氏と対談するという異例の形で出馬発表を行いました。しかし、技術トラブルで開始が30分近く遅れ、アメリカメディアは「大失敗に終わった」などと報じています。
超保守的な政策と44歳という若さで支持を集めるデサンティス氏。80歳のバイデン大統領に挑む候補者として、共和党内からは「76歳で敵が多いトランプ氏よりも幅広い支持を集めることができる」との声も上がっています。しかし、世論調査では支持層が重なるトランプ氏に大きく差をつけられていて、今後、トランプ氏の「岩盤支持層」をどれだけ切り崩せるかが勝利の鍵となります。
デサンティス氏の周辺はNNNに対し、「『老人と若者』『起訴された人とそうした問題がない人』など、とにかく2人の対比を見せていく」と戦略を語っています。
一方、トランプ氏は自身のSNSで、「デサンティスの選挙運動そのものも大惨事になるだろう」と早速、皮肉り、余裕を見せています。