パキスタン外務省は19日、互いの領内を攻撃し合う事態となっていたイランと、緊張を緩和することで合意したと発表しました。

パキスタンとイランは、互いの領内にある反政府武装勢力の拠点を越境攻撃し合い、緊張が高まっていました。

パキスタン外務省が発表した声明によりますと、パキスタン外相は19日、イラン外相と電話会談を行い、「相互の信頼と協力の精神に基づき、イランと連携したい」と表明。その上で「テロ対策や相互の懸念事項に関する実務者レベルの協力と緊密な連携を強化することや、緊張を緩和することで合意した」と明らかにしました。

また両外相は、召還するなどしていた大使のそれぞれの首都への帰任についても話し合ったということです。