プーチン大統領 2年ぶり“恒例”国民対話と会見のイベント 4時間以上にわたり質問に回答
ロシアのプーチン大統領は、国民とのテレビ対話と記者会見をあわせた恒例のイベントを2年ぶりに開催し、4時間以上にわたり質問に答えました。
東郷達郎記者
「プーチン大統領の国民対話と大規模記者会見が行われるイベントホールの前ですが、ご覧のセキュリティーです。中に入れるのは大統領府が選んだメディアだけとなっています」
プーチン大統領は冒頭からウクライナ侵攻についてふれ、目的を達成するため軍事作戦を続ける意向を示しました。
プーチン大統領
「ウクライナは(ロシアが求める)非武装化への合意を望んでいない。ならば我々は軍事的手段を含む他の手段をとらざるを得ない」
また、前線の兵士がオンラインで「無人機が不足している」と抗議すると、プーチン大統領は「生産も輸入も増やしている」と答え、武器の輸入を明言しました。
このイベントは、ロシア国内では生中継され、街頭の大型モニターでも国営通信社が発言を速報しました。
プーチン大統領は、年金生活者の女性が「卵が高すぎる」と不満を述べると「生産が追いついていない。謝罪します」などと国民に寄り添う姿勢を見せ、大統領選挙を意識したとみられる回答も行いました。