在トンガ日本大使「巨大なキノコ雲が…」
火山の大規模噴火が起きたトンガの日本大使館は24日、ホームページで当時の状況などを説明しました。「巨大なキノコ雲が空の半分を覆い隠していた」などと緊迫した様子を伝えています。
在トンガ日本大使館の宗永健作大使は、噴火によって「経験したことのないような衝撃が駆け抜け、爆発音と衝撃が何度か続いた」「巨大なキノコ雲が空の半分を覆い隠していた」と緊迫した様子を説明しました。
また、ラジオ放送が唯一の情報源だったものの言葉が理解できず、津波警報の覚知が遅れたと明かしました。
トンガ政府も当時、オーストラリアなど他国の哨戒機からの観測情報しか得られず、「ぼう然自失の状態が続いていた」ということです。
また、宗永大使は日本人の全員無事を報告し、現在の状況について「島はまだ火山灰に覆われ、津波の被害はほとんど手つかずの状態で、復旧が進められている」と説明しています。