中国の習近平主席との会談を終えたアメリカのバイデン大統領は先ほどから記者会見にのぞんでいて、中国との関係改善に向けての手応えを語りました。

バイデン大統領は会見で、軍同士の対話の再開で合意した事の重要性を強調したうえで「偶発的な衝突につながらないように責任をもって管理する」とのべました。そのうえで「これまでで最も建設的で生産的な会談だったと思う」と語りました。

一方で中国側が最も重要視している台湾問題をめぐってはお互いが主張を述べ合う展開となりました。

バイデン大統領が台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を強調し、来年1月の台湾総統選挙に介入しないよう求めたのに対し、習主席は台湾問題を「両国間で最も重要で最も敏感な問題だ」と述べ、アメリカの要人訪問や武器供与などを強くけん制したということです。