米バイデン大統領 ウクライナ支援含む追加予算の年内成立、議会に強く要求
アメリカのバイデン大統領は6日、議会に対し、ウクライナ支援を含む追加予算を年内に成立させるよう強く求めました。
バイデン政権は今年10月、ウクライナ支援を盛り込んだ緊急予算を議会に要請しましたが、野党・共和党が国内の国境警備対策に予算を使うべきと主張し、成立のめどはたっていません。
年内にウクライナ支援の予算が枯渇する恐れがあることから、バイデン大統領は6日、急きょ演説を行い、追加予算を成立させなければ、ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領に「最高の贈り物を与えることになる」と強調しました。
さらに、ロシアがウクライナを占領すれば、次は、NATO(=北大西洋条約機構)の加盟国を攻撃し、アメリカ軍がロシア軍と戦うことになると警告しました。
バイデン大統領はまた、国境警備対策で「大幅に妥協する用意がある」と述べ、共和党も譲歩して双方が歩み寄り、超党派で緊急予算を成立させるよう求めました。