米バイデン大統領 イスラエルに警告「世界で支持を失いつつある」
アメリカのバイデン大統領は12日、パレスチナ自治区ガザ地区で攻撃を続けるイスラエルについて「世界で支持を失いつつある」と警告しました。
アメリカはこれまで、一貫してイスラエルを支持する姿勢を示してきましたが、バイデン大統領は12日、「無差別な爆撃により、イスラエルは世界で支持を失いつつある」と述べ、ネタニヤフ政権の軍事作戦に懸念を示しました。
さらに、ネタニヤフ政権について「イスラエル史上、最も保守的な政権だ」と述べ、ネタニヤフ政権が将来のパレスチナ国家との「二国家共存」による解決を望んでいないと指摘しました。
その上で、長期的な解決のためには「ネタニヤフ首相は今の内閣を変える必要がある」と述べました。
一方、ネタニヤフ首相は、戦闘終結後のガザ地区の統治のあり方について「アメリカと意見の相違がある」と明らかにしています。